〒649-6228 和歌山県岩出市大町163-1
JR和歌山線・岩出駅から徒歩3分/駐車場あり・3台完備
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9:00~13:00 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | × |
16:00~20:00 | 〇 | 〇 | △ | × | 〇 | 〇 | × | × |
△:16時~18時 8月17日から
先日、近畿地方にも梅雨明け宣言が出ました。暑い夏の始まりです。これから約二か月、
うだるような日が続きます。
真夏に気を付けたい病気といえば熱中症・夏バテ・夏かぜといったものが思い浮かびます。
しかし、これらに加えて脳梗塞も夏に多く発症するのです。、
「えっ、脳梗塞って冬の病気じゃないの?」と思われる方が多いと思いますが、国立循環器
センターによると脳梗塞は夏にも多く発症することが明らかになっています。
真夏に脳梗塞が起こりやすい原因として挙げられるのが脱水による水分不足です。
気温の上昇により汗をかく量が増えると血液中の水分量が不足します。そうすると
一般的に言われる「血液がドロドロ」の状態になり血栓ができやすいのです。
また、夏は体が熱を放出しようと末梢血管が拡張し血圧低下状態になります。
健康人の場合は脳の調節機能が働くため問題ありませんが、機能が低下している
高齢者は薬による血管拡張作用のため血圧が下がり、血流が遅くなるため血栓が
できやすい状態に陥ります。大量に汗をかくためしっかり水分を補給していないと
脱水症状に陥って血液がドロドロになり、血管が詰まりやすくなります。
脳梗塞の発症前には以下のような症状が見られます。
・手足の片麻痺
・顔にゆがみが出る(顔面麻痺)
・言葉が出なくなる(失語症)
・ろれつが回らなくなる
・視野が狭くなる
・物が二重三重に見える
・人の言うことがうまく理解できない
・視野が狭くなる
・言葉では理解できても行動に移せない
これらの症状は一過性脳虚血発作と呼ばれ、脳の血流が一時的に悪くなり
血栓が起こっている状態です。
血栓はすぐに溶けて正常な血流に戻るため通常は2~30分、遅くとも24時間内に
症状は消えます。そのため重要視しない人もいますが、これらは脳梗塞の初期症状
とも言え、発生を未然に防ぐ最後のチャンスです。
なぜなら、そのまま放置しておくと三か月以内に15~20%の人が脳梗塞を発症し、
うち半数は2日(48時間内)に発症するといわれているからです。
脳梗塞の治療はスピードが勝負です。一刻も早く医療機関を受診してください。
1.こまめに水分補給
真夏の脳梗塞対策は水分補給が命です。のどの渇きを感じたときはすでに脱水が始まっています。
1~2時間と時間を決めて定期的に水分補給してください。
また、脳梗塞は汗をよくかく睡眠中と起床時に起こりやすいといわれています。就寝前と起床時は
コップ一杯の水分を摂ってください。コーヒーや緑茶などカフェインの入ったもの、ビール等のアルコールは
利尿作用があるため避けてください。水やカフェインの入っていない麦茶がおすすめです。
2.エアコンの効いた部屋は要注意
エアコンの効きすぎにも注意が必要です。冷房の効いた部屋は驚くほど乾燥しています。
体内から水分が少しずつ奪われていきます。そのため、気づかないうちに脱水症状になる
ことがあります。室内にいるときもこまめに水分を摂ってください。
3.生活習慣病・肥満の改善
夏に限りませんが、脳梗塞の発症には動脈硬化が関係しています。動脈硬化を進行させるのは
高血圧や糖尿病などの生活習慣病と肥満です。
特に血圧が高いと血管に常に大きな圧力がかかります。そうなると血管壁が傷つき動脈硬化が
進行します。
そのため脳梗塞予防には生活習慣病対策が必須です。脂身の多い肉や揚げ物・スナック菓子は
血液をドロドロにするので控えましょう。適度な運動を採り入れ、飲み過ぎは慎み禁煙を心がけて
ください。
前述の通り、脳梗塞の治療は時間との闘いです。発症から時間がたつほど後遺症が出やすく
なります。しかし、発症から四時間以内に血栓を溶かす治療を行う、八時間以内にカテーテルで
血管を再開通させる治療を行えば後遺症がない、出ても最小限にとどめることができます。
「何かおかしい」と思ったら即病院へ。しっかりと自分の身体を守りましょう。
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